経済・投資

初心者におススメのETF銘柄3選!ETFの選び方・チェックポイントもご紹介

投資のイメージ

「ETFには興味あるんだけど、たくさん種類があってどれを選べばよいのか分からない…」

「ヘンなETFを買って損したくない…」

ETF選びに迷っている人、多いですよね。

こんにちは。モアイパパです。

ETFは上場されているので、普通の株式と同じように証券会社を通じて手軽に購入できる点が魅力。

ただ、気軽に買えるからといって、どんなETFでも良いというわけではありません。

私も、10年以上の投資暦の中で、さまざまなETFを購入してきました。

ときには、損をした経験も(T T)

この記事では、そんな私の経験から、ETFを選ぶときの注意点や、初心者の方にとくにオススメしたいETFをご紹介します。

ETFを選ぶときのチェックポイント

信託報酬が安いか?

あなたがETFを保有している期間は、年単位で運用会社に運用手数料を支払う必要があります。

報酬率の幅は、0.1%程度のお手頃なETFから、1%を超えるETFまでと、さまざま。

「高くても1パーセントなら、気にしなくていいんじゃね…?」

パッと見では、安く感じるかもしれませんが。

長期的には、このコストが収益リターンにじわじわと影響してきます。

試しに、シミュレーション。

信託報酬:年率1%
収益リターン:年3%

このETFを【20年間】保有する場合に、運用会社に支払う信託報酬の額を試算してみました。

資産額 信託報酬
1年目 ¥1,000,000 ¥10,000
2年目 ¥1,019,700 ¥10,197
3年目 ¥1,039,788 ¥10,398
4年目 ¥1,060,272 ¥10,603
5年目 ¥1,081,159 ¥10,812
6年目 ¥1,102,458 ¥11,025
7年目 ¥1,124,177 ¥11,242
8年目 ¥1,146,323 ¥11,463
9年目 ¥1,168,905 ¥11,689
10年目 ¥1,191,933 ¥11,919
11年目 ¥1,215,414 ¥12,154
12年目 ¥1,239,358 ¥12,394
13年目 ¥1,263,773 ¥12,638
14年目 ¥1,288,669 ¥12,887
15年目 ¥1,314,056 ¥13,141
16年目 ¥1,339,943 ¥13,399
17年目 ¥1,366,340 ¥13,663
18年目 ¥1,393,257 ¥13,933
19年目 ¥1,420,704 ¥14,207
20年目 ¥1,448,692 ¥14,487
運用会社へ支払う信託報酬合計 ¥242,249

なんと、資産額の17%に相当する手数料を、運用会社に支払う必要ががが…!((((;゚Д゚))))

とくに、ひとつのETFを数十年に渡りじっくり保有し続ける投資スタイルの場合。

信託報酬は、決して甘く見てはいけません…。

(ちなみに、銀行や郵便局の窓口で売られている投資信託は、信託報酬が信じられないくらい割高なものが多いです…)

純資産総額/出来高の規模が大きいか?

<純資産総額>

そのETFに投資されている資金の時価総額。

基準価額と、投資家が保有する総口数をかけ合わせて算出します。

この金額から、そのETFが「どのくらい人気があるか?」をうかがい知ることができます。

純資産総額が大きなETFほど、機関投資家を含む多くの投資家の資金が投じられているといえます。

逆に、この金額が小さすぎるETFは、閑古鳥(かんこどり)が鳴いている可能性が。

あまりに不人気だと、運用自体が中止され繰り上げ償還されたり、上場廃止となるリスクもあるので要注意です。

>>参考記事 ETFの繰上償還と上場廃止

<出来高>

そのETFが、どのくらい取引されているか?を表します。

出来高が多いETFほど、活発に取引されている。

あなたがそのETFを「売りたい」と思ったときに、すぐに買い手を見つけることができます。

逆に、出来高が少ないETFは、売るに売れず価格がズルズル下落してしまうリスクが。

連動する指数は、あなたが望むタイミングで値上がりしている確率が高いか?

ETFの多くは、何らかの指数(インデックス)に連動することを目指して運用されています。

「日経平均株価」や「ダウ平均」は、株価を表す指数として有名ですね。

指数には、株価だけではなく、債券、コモディティ(原油、ゴールド、小麦など)、リート(不動産投資信託)など、さまざまな市場の価格を表すものがあります。

ETF投資では、この指数選びが、めちゃくちゃ大切。

どの指数に連動するETFに、どのくらいの資金を配分するか?

この判断が、私たちの資産運用の成果を、ものすごく大きく左右します。

あなたが望む時期までに、望む水準まで上昇している「可能性が高い」ETFを、なんとしてでも選びましょう!

ここまでは、ETF選びのチェックポイントを見てきました。

では実際に、初心者の方にオススメのETFをご紹介します。

初心者にオススメのETF3選

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

米国のバンガード社が運用するETFです。

バンガード社は、個人投資家が低コストで投資できるインデックス・ファンドを世界ではじめて売り出した投資運用会社。

現在、預かる資産は5兆ドル。
同社に資金を託している投資家は2,000万人。

まさしく、投資信託業界の老舗(しにせ)といえるでしょう。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は、そんな同社がつちかってきた運用ノウハウがぎゅっとつまったETFのひとつ。

このETFを保有することで、全世界の株式市場にじっくり長期投資することができます。

>> バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 公式ページ(PDF)

>> 価格チャート(Yahoo! Finance)

VTの特徴

  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへの連動を目指す。世界の株式市場の時価総額の98%をカバー
  • 圧倒的な企業努力により、信託報酬(経費率)はわずか0.10%
  • 純資産総額が110億ドル以上。1兆円を上回る。ファンドとして安定した規模感

VTのデメリット

  • 世界の株式市場に広く薄く投資するので、大損するリスクは小さいが、大儲けできるチャンスも少ない
  • リーマンショック級の金融危機で株式市場全体が暴落した場合、VTの価格も暴落する。半値以下になってしまうことも。
  • 将来的に、人間社会の中で「上場企業の株式」という資産そのものの人気が下火になった場合、VTの価格も下落する

>>関連記事 ヴァンガードのETF「VT」を長期保有する場合のデメリット、リスク

購入方法

楽天証券SBI証券など、海外ETFを取り扱っている証券会社で購入できます。

東京証券取引所には上場していません。

バンガード S&P 500 ETF(VOO)

米国の著名投資家、ウォーレン・バフェット氏をご存じでしょうか?

投資会社バークシャー・ハザウェイの創業者であり、Forbes長者番付の常連。

マイクロソフト創設者のビル・ゲイツ氏と親交が深いことでも知られています。

そんなバフェット氏が、バークシャー・ハザウェイの株主にあてた書簡の中で「一般投資家はインデックスファンドを購入すべきだ」と改めて主張したことが話題になりました。

この書簡の中で、バフェット氏は、バンガード創業者のジャック・ボーグル氏を「ヒーロー」と称賛。

また、バフェット氏自身が死去した際は、妻に残す資産の90%をS&P総合500種のインデックスファンドに充てるよう指示を出したそうです。

さて。

バフェット氏が称賛するバンガード社が運用する、S&P総合500種のインデックスファンドが、私もおススメしたい「バンガード S&P 500 ETF(VOO)」です。

>>バンガード S&P 500 ETF 公式ページ(PDF)

>> 価格チャート(Yahoo! Finance)

VOOの特徴

  • 米国の株式市場を代表する指数S&P 500に、0.04%という驚くべき低コストで投資できる
  • 米国の株式市場が長期的に上昇する場合、大きな収益を上げることができる
  • 純資産総額は870億ドル(日本円換算で87兆円以上!)世界でも有数の規模を誇るETF

VOOのデメリット

  • 米国と運命をともにするETFである。米国の株式市場が長期的に低迷する場合、損失を負うリスクがある

購入方法

楽天証券SBI証券など、海外ETFを取り扱っている証券会社で購入できます。

東京証券取引所には上場していません。

SPDR ゴールドシェア(GLD)

SPDR ゴールドシェア(GLD)は、金(ゴールド)の現物を購入・保管する手間をかけることなく、金に投資できるETF。

私も、まだこのETFは保有していないのですが、ポートフォリオの規模がもう少し大きくなってきたら、全資産の5〜10パーセントをこのETFへあてることを考えています。

>>SPDR ゴールドシェア 公式ページ

>> 価格チャート(Yahoo! Finance)

「は?なんで厳選オススメETFのひとつが金なの?」

ご説明しましょう。

世界各国の中央銀行が金を保有する理由

世界各国の中央銀行が、金(ゴールド)を買い集めているのをご存知でしょうか?

2018年初頭の保有量ランキングでは、一位の米国が8133トン。2位のドイツが、3373トン。

そして3位は、まさかの国際通貨基金(IMF)が2814トン。

なぜ、金を必死に買い集めたがるのか?

「金の値上がりでガッポリ儲けたいだけじゃね…?( ;´Д`)」

あるかもですね(笑)

まあ、冗談はさておき。
本当の理由は…

いざという時に、金のたくわえさえあれば、自国の通貨の価値を世界中の人たちが信頼してくれるから。

金だけが持つ信用力を、歴史から学んで知っているんですね。

金は「まさかの非常事態」に備える保険

国家財政の破綻によるハイパーインフレ…

第三次世界大戦…

株式市場や債券市場は、このような「まさかの非常事態」にとても弱い。

とくに財政破綻で経済がメチャクチャになった時は、通貨も国債も暴落するでしょう。

逆に、チカラを発揮するのが金。

逃げ場を求める資金が、金に殺到する可能性が高い。

そんな「まさかの非常事態」に備えて、金を少しだけでも持っておきたいのです。

話をETFに戻します。

SPDR ゴールドシェア(GLD)の特徴

  • ロンドンで取引される金地金価格に連動
  • 純資産総額350億ドル、出来高900万口以上の巨大ファンド。世界最大の金ETF
  • 信託報酬は0.40%。低コストで金へ投資することができる(貴金属店で純金の現物を購入すると、管理費や購入手数料がかかります)

SPDR ゴールドシェア(GLD)のデメリット

  • 分配金が出ない(金は配当を生み出さないため)
  • 世界経済に「まさかの非常事態」が起きない場合、金価格の動向によっては基準価額が下がり続けるリスクがある

購入方法

楽天証券SBI証券など、海外ETFを取り扱っている証券会社で購入できます。

東京証券取引所にも上場されているので、こちらはどの証券会社でも購入できますが、出来高が少ない点がちょっと気がかり…

最後に

ETF投資にチャレンジしようとしているあなたに、私がいちばんお伝えしたいのは、次のことです。

「未来は不確実なもの。未来を確実に占える水晶玉はない」

  • そのETFの将来のリスク(価格が上下にどのくらい変動する可能性があるか?)を冷静に考える
  • 想定外の「まさかの事態」(株式市場の暴落など)が起こる可能性も覚悟する
  • 「まさかの事態」が起こっても、生活に困らない範囲の資金のみをETFにあてる

この鉄則さえ守っていれば、ETF投資で大損するリスクはだいぶ減らせるはず。

ETFならでは特性をぞんぶんに活用して、ともに投資を楽しみましょう!

(※この記事に掲載する情報は、金融商品への投資リターンを保証・確約するものではありません。最終的な投資判断は自己責任で行いましょう)

ABOUT ME
モアイパパ
妻と子供ふたりの四人家族。 東京都武蔵野市在住。 ネット系IT企業勤務。 株式投資歴10年以上。投資の失敗経験もあり。 美味しいお酒と、音楽を聴くのが大好き。とくに、ジャズ、60年代~70年代の米国・英国のポップ音楽。