経済・投資

日本や海外の不動産市場へ投資できるETF おすすめの厳選銘柄3選!

高層ビル群

こんにちは、モアイパパです。

世界的に長期金利が上昇トレンドに入ろうとしていますね。
ここ数十年続いてきた「低金利」のメガトレンドが、ついに転換点をむかえるかもしれません。

もし、このまま金利が上昇し続けて(※)インフレ傾向が強まるようであれば、インフレヘッジとして、不動産市場への投資も検討する価値がありそうです。

(※金利上昇自体は、不動産市場にとってはネガティブ材料です)

この記事では、不動産市場へ投資できるおススメETF3本を、厳選してご紹介します。

野村 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信

日本の不動産市場を代表する東証REIT指数に投資!

>>NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 公式サイト

野村アセットマネジメントが運用するETFシリーズNEXT FUNDSのひとつ。

東証に上場するリート全銘柄を対象として算出される「東証REIT指数」(2003年4月から算出開始)に連動することを目指します。

REIT(リート)とは?

Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)の略称。

投資家から資金を集め(場合によっては借入金も活用して)、オフィスビルや商業施設、住宅などの不動産へ投資。そこから得られる賃料収入などを分配金として、投資家に分配することを目的とした金融商品です。

日本のREITは「Jリート」と呼ばれています。
日本ビルファンド投資法人やジャパンリアルエステイト投資法人などが有名ですね。

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型ETFは、東証REIT指数に投資するETFとしては、出来高・資産総額ともに最大規模。

もっとも流動性が高く、売りたいときに買い手を見つけやすい。
安心して保有できるETFといえます。

このETFに投資することで、日本の不動産市場が全体的に上昇した場合に、利益を得ることができます。

↓このETFの基準価額の長期チャートです。

東証REIT指数連動型上場投信 2008年から2018年にかけての長期チャート(出典:Yahoo!ファイナンス)

投資銀行のリーマン・ブラザーズが破綻した3日後の2008年9月18日という最悪のタイミングで上場されたため、初速としては当然のように急落してしまっていますが、アベノミクスを経て回復していますね。

購入方法

東証に上場されているので、楽天証券SBI証券をはじめ、日本の証券会社であればどこででも購入できます。

SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR)

米国の不動産市場に幅広く投資

>> SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR)公式サイト

ステート・ストリート社が運用する人気のETFシリーズ「SPDR」(スパイダー)のひとつ。

ダウ・ジョーンズU.S.セレクトREIT指数と連動することを目的としています。

このETFを保有することで、米国に上場されているREITに幅広く投資することができます。

ちなみに、RWRの運用が開始されたのは2001年。REITに投資できるETFとしては、最も歴史の古いETFのひとつです。

iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR)との比較

米国の不動産市場に投資できるETFとして、RWRと人気を二分するのが、ブラックロック社の iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR)

両者を比較してみたいと思います。

(2018年6月16日現在/出典:Bloomberg

信託報酬 出来高 純資産総額 分配金利回り
RWR 0.25% 335,858 24億7,200万ドル 3.71%
IYR
0.44%
12,840,310 38億1,900万ドル 3.13%

分配金の利回りは3%台と、どちらも高めですね(分配金の利回りが高めなのが不動産ETFの特徴)

出来高と純資産総額はIYRのほうが高く、流動性は高いですが、ここでは経費率(運用手数料)に注目したい。

RWRのほうが、信託報酬が0.2%も低い。

ETFの保有期間が長ければ長いほど、手数料のちょっとした差が、チリもつもれば…で投資リターンに大きな違い生み出します。

信託報酬の差が大きいので、今回はRWRをおススメしたいです。

じつは、バンガードも不動産ETFを出しているのだけど…

ちなみに、米国REIT全体へ投資できるETFとしては、投資信託業界の重鎮バンガード社が運用するバンガード不動産ETF(VNQ)というすぐれた商品もあります。

米国REIT市場の99%をカバーし、経費率がわずか0.12%。

そして、純資産総額も巨大…!

…なのですが、こちらは、なぜか日本の証券会社ではまだ取り扱っていません(T T)(※2018年6月現在)

RWRの主な保有銘柄

  1. サイモン・プロパティ・グループ(SIMON PROPERTY GROUP):地域ショッピングモールを中心に不動産の所有、開発、運営を手がける。
  2. プロロジス(PROLOGIS):大型の物流施設、倉庫を保有・運営する。
  3. パブリック・ストレージ(PUBLIC STORAGE):小型倉庫(トランクルーム)を保有・運営する。
  4. エクイティ・レジデンシャル(Equity Residential):集合住宅への投資を専門とする。
  5. アバロンベイ・コミュニティーズ(AvalonBay Communities):米国の都市部の集合住宅への投資にフォーカスするREIT。

購入方法

米国に上場されているETFなので、楽天証券SBI証券など、海外のETFを取り扱っている証券会社で購入できます。

SPDR ダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステート ETF(RWX)

米国以外の世界各国の不動産市場へ幅広く投資

>>SPDR ダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステート ETF 公式サイト

ダウ・ジョーンズ・グローバル(米国を除く)セレクト不動産証券指数に連動することを目指します。

こちらは、REITというよりは、いわゆる一般的な不動産開発会社の株式を主に保有。

保有銘柄の構成比上位には日本の三井不動産も登場します。

前述のIYR(米国不動産ETF)と組み合わせることで、世界各国の不動産市場に幅広く分散投資することができるようになります。

海外の不動産に幅広く投資したい人にとっては、ピッタリの商品だと思います。

iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産ETF(IFGL)との比較

同じく米国以外の国の不動産に投資できるETFとしては、iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産ETF(IFGL)があります。

(2018年6月16日現在/出典:Bloomberg

信託報酬 出来高 純資産総額 分配金利回り
RWX 0.59% 45,258 34億6,000万ドル 3.67%
IFGL
0.48%
5,579 5億2,000万ドル 2.70%

信託報酬の安さでは、IFGLも魅力的なのですが…

出来高・純資産総額ともにRWXのほうがひとケタ大きく、流動性の圧倒的な違いという観点から、今回はRWXを選びました。

RWXの主な保有銘柄

  1. 三井不動産:いわずと知れた、日本の大手不動産会社
  2. ウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド(Unibail-Rodamco-Westfield):フランスの商用不動産企業。2017年にオーストラリアのショッピングモール運営会社ウエストフィールド社を買収した
  3. Link REIT(Link Real Estate Investment Trust):香港ではじめて組成されたREIT。リンク・アセット・マネジメント社が運営
  4. センターグループ(Scentre Group):オーストラリアおよびニュージーランドで事業を展開する不動産開発会社。ショッピングセンターを手がける企業としては世界で最大規模の企業のひとつ
  5. グッドマン・グループ(Goodman Group):物流施設の開発、管理ビジネスをグローバルに展開する不動産企業グループ。オーストラリア証券取引所に上場。

購入方法

こちらも米国に上場されているETFなので、楽天証券SBI証券など、海外のETFを取り扱っている証券会社で購入できます。

まとめ

この記事では、不動産市場に投資できるおすすめETF3本をご紹介しました。

信託報酬など、大事な情報をまとめますね。

(2018年6月16日現在/出典:JAPAN-REIT.COMBloomberg

信託報酬 出来高 純資産総額 分配金利回り
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動ETF 0.32% 244,080 2,990億円
RWR
0.25%
335,858 24億7,200万ドル 3.71%
RWX 0.59% 411,388 34億6,100万ドル 3.67%

不動産市場に投資できるETFとして、個人的にやはり気になるのは、バンガード社のETFが日本の証券会社ではまだ購入できないことですね…。

バンガードからクオリティの高いETFが出そろっていることは明らかなので、日本での取り扱い開始を切望します!

ABOUT ME
モアイパパ
妻と子供ふたりの四人家族。 東京都武蔵野市在住。 ネット系IT企業勤務。 株式投資歴10年以上。投資の失敗経験もあり。 美味しいお酒と、音楽を聴くのが大好き。とくに、ジャズ、60年代~70年代の米国・英国のポップ音楽。