経済・投資

テクノロジー企業へ投資できるETFを比較検証

テクノロジー

こんにちは。モアイパパです。

テクノロジー、情報技術(IT)の進歩によって、世界は明らかに大きく変わりつつあります。

このセクターは、今後も大きな成長が期待できる分野ですよね。

この記事では、テクノロジーセクターに投資できる以下のETFをピックアップして比較・検証したいと思います。

  • iシェアーズ グローバル・テクノロジー ETF(IXN)
  • iシェアーズ 米国テクノロジー ETF(IYW)
  • テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド(XLK)
  • バンガード 米国情報技術セクターETF(VGT)

各ETFの概要

iシェアーズ グローバル・テクノロジー ETF(IXN)

ブラックロックが運用する、人気の「iシェアーズ」シリーズのETFのひとつ。

全世界のテクノロジー企業の時価総額の70%をカバーし、世界各国のテクノロジー企業に幅広く分散投資できる唯一のETFです(※2018年5月現在)

ベンチマークは、S&Pグローバル・インフォメーション・テクノロジー株指数。

規模別の構成比としては、大型株が中心で、小型株や中型株は除外されています。

組み入れ銘柄は、時価総額が巨大な米国のテックジャイアント企業群(FAAMG)が上位を占めるものの、中国のテンセント、台湾セミコンダクター、日本の日立製作所、キヤノン、京セラ、任天堂、キーエンスなど、アジアの企業も含まれます。

>>IXNの株価チャート(Yahoo! Finance)

組み入れ上位10銘柄

  1. アップル
  2. マイクロソフト
  3. フェイスブック
  4. アルファベット(クラスC)
  5. アルファベット(クラスA)
  6. テンセント
  7. インテル
  8. VISA
  9. サムスン電子
  10. シスコシステムズ

このETFを購入できる証券会社

iシェアーズ 米国テクノロジー ETF(IYW)

米国のテクノロジーセクター(IT、通信、ソフトウェア、ハードウェア、エレクトロニクス関連)にまんべんなく投資できるETF。

ベンチマークは、ダウ・ジョーンズ 米国テクノロジーセクター指数。

時価総額が大きな大型株が主要な投資対象となります。

etf.comのレビュー(英語ページ)によると、IYWはベンチマークとする指数をほぼカンペキにトラッキングできているとのことです。

>>IYWの株価チャート(Yahoo! Finance)

組み入れ上位10銘柄

  1. アップル
  2. マイクロソフト
  3. フェイスブック
  4. アルファベット(クラスC)
  5. アルファベット(クラスA)
  6. インテル
  7. シスコシステムズ
  8. エヌヴィディア
  9. オラクル
  10. IBM

このETFを購入できる証券会社

日本の証券会社では見つからず…(2018年5月現在)

テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド(XLK)

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ (SSGA)が運用するETF。

前述のIYWと同じく米国のテクノロジー企業が投資対象ですが、こちらは、テクノロジー・セレクト・セクター指数がベンチマークです。

>>XLKの株価チャート(Yahoo! Finance)

組み入れ上位10銘柄

  1. アップル
  2. マイクロソフト
  3. フェイスブック
  4. アルファベット(クラスC)
  5. アルファベット(クラスA)
  6. インテル
  7. VISA
  8. シスコシステムズ
  9. AT&T

このETFを購入できる証券会社

バンガード 情報技術ETF(VGT)

インデックス・ファンドの老舗であるバンガード社が運用するETF。

ベンチマークは、MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス。

大型株だけではなく、中型株、小型株の銘柄も組み込まれており、米国のテクノロジー企業に幅広く投資できます。

>>VGTの株価チャート(Yahoo! Finance)

組み入れ上位10銘柄

  1. アップル
  2. マイクロソフト
  3. フェイスブック
  4. アルファベット(クラスC)
  5. アルファベット(クラスA)
  6. インテル
  7. VISA
  8. シスコシステムズ
  9. マスターカード

このETFを購入できる証券会社

運用手数料、配当利回りなどを一括比較

(2018年5月24日現在/出典:Bloomberg

IXN IYW XLK VGT
基準価額 167.03ドル 180.2ドル 69.7ドル 182.86ドル
純資産総額 18億ドル 40億ドル 215億ドル 202億ドル
信託報酬 0.48% 0.43% 0.13% 0.10%
配当利回り 0.97% 0.82% 1.25% 0.83%

■信託報酬

iシェアーズのIXN、IYWが高い。

投資対象がグローバルであるIXNが高いのはまだ分かるけど、米国限定のIYWの手数料が0.4%を超えるのはなぜ…?
(ベンチマークの指数を忠実にトラッキングするための手間賃?)

■配当利回り

XLKがかろうじて1%を上回っているが、全体的にかなり低め。

ただ、そもそも成長産業であるテック企業は利益を株主へ配当という形で還元せず、事業に投資する傾向があるため納得

■純資産総額

IXNが他と比べてかなり少ない。

流動性の観点ではリスク要因

いちばんオススメのETFは【IXN】

私がテクノロジー系ETFに長期投資するなら、米国に限定せずグローバルに投資できる iシェアーズ グローバル・テクノロジー ETF(IXN) を選びます。

理由は、中国。

今後のテクノロジー業界は、中国を抜きにして語ることはできません。

たとえば、アリババ、テンセント、バイドゥ。

中国のIT企業は、近いうちに米国を追い抜く可能性がじゅうぶんにあります。

というか、遠い未来の話ではなくて、中国が米国のIT企業を今スグにでも打ち負かしてしまう可能性があることが、メディアでも当たり前のように議論されていますよね。

>>参考記事 2018年は中国が米ITを本気で打ち負かす存在になる、これだけの理由

中国政府は、同国が2030年までにAI(人工知能)の分野で世界のフロントランナーになると宣言しています。

これまでの「米国ひとり勝ち」の状況が、ガチでグラつき始めている。

それなのに、投資対象が米国のテクノロジー企業に限定されるETFをこれからも保有し続けるのは、ちょっと違和感があります。

最後に

この記事では、テクノロジーセクターに投資するETFを比較検証しました。

ちなみに、Amazon(アマゾン)がどのETFにも組み込まれていないのがすごく気になりました。

AmazonはEC事業者のイメージが強いことから「小売業」のセクターに分類されるのかもしれません。

でも、同社の営業利益の多くはAWS(Amazon Web Services)から生み出されている。

同社は、明らかに最先端を行くテックジャイアントの一社であり、これらのETFには組み入れるべきだと思います。

ABOUT ME
モアイパパ
妻と子供ふたりの四人家族。 東京都武蔵野市在住。 ネット系IT企業勤務。 株式投資歴10年以上。投資の失敗経験もあり。 美味しいお酒と、音楽を聴くのが大好き。とくに、ジャズ、60年代~70年代の米国・英国のポップ音楽。