子供だけでの新幹線。
「荷物は何を持たせたらよいの…?」
「車内で子供をサポートしてくれる付き添いサービスはないの…?」
いろいろ不安になりますよね。
こんにちは。二人の子供がいるまねきネコです。
今年のゴールデンウィークは自宅の引っ越し作業でてんやわんやだったので、子供ふたりは、栃木県那須に住む私の実母の家にあずかってもらいました。
9歳の娘(小学4年生)と7歳の息子(小学1年生)のちびっこふたり。
東北新幹線に乗って、東京から那須塩原へ。
子供だけで新幹線に乗ってのはじめての旅行なので、親としてはちょっと不安やドキドキもありましたが…よい体験になりました!
今回は、子供だけでの旅行に向けた準備や、注意点などをお話したいと思います。
新幹線車内で子供をサポートしてくれる付き添いサービスは…ありません(T T)
子供に付き添ってサポートくれるサービスがあるなら、ぜひ、利用したいな。
そう思って、JRの駅の「みどりの窓口」まで出向いて聞いてみたのですが…
結論としては、そのような付き添いサービスは提供していないそうです(涙)(2018年5月現在)
「みどりの窓口」のスタッフの方いわく。
- 車掌さんに言っておくぶんにはかまわないが、車掌さんも車中を行ったり来たりして忙しく、責任を持って見守ることは難しい
- グランクラス(グリーン車よりもさらに高級な座席)ならアテンダントがいるので、声をかけておくぶんにはOK。ただし、アテンダントも飲み物を出したりで忙しく、責任をもって子供をケアすることは難しい。
(ちなみに、グランクラスを利用すると通常料金に1万円ほど上乗せ!子供料金はなし…)
まあ、たしかに、責任をもって子供の面倒を見るサービスは、そのためにかかるコストを考えるとJRとしても提供は難しいですよね、、
(ちなみに、東海道新幹線でも、子供への付き添いサービスはないそうです)
…というわけで、新幹線の車内での付き添いサービスがないことを前提に、旅の準備をする必要が出てきました。
事前の準備
新幹線のきっぷの予約・購入
新幹線のきっぷは、えきねっとで予約し、駅の「みどりの窓口」にある自動発券機で受け取りました。
(発券時には、えきねっとで決済に使ったクレジットカードが必要)

必ず、子供たちがならんで座れる席を、指定席で予約しましょう。
とくに、ゴールデンウィークや年末年始は新幹線が混雑するので、早め早めの予約を!
座席は、子供ふたりなら、3人がけの席ではなく、2人がけの席を。
場所は、車両の出口に近い端(はし)の席がおススメです。
トイレに近いし、スグに下車できる。
車掌さんの目にもとまりやすい。

洋服などのかさばる荷物は、先に宅配便で送る
旅行当日は、子供には小さなリュックサックしか持たせられません。
着替えの洋服や下着、パジャマ、本などのかさばる荷物は、事前に宅配便で送ってしまうとラクです。
(帰ってくるときも宅配便で送り返してもらう)
大切な書類も先に郵便で送る
子供にもたせて紛失されると困る、大切な書類も、事前に郵便で送っておくと安心。
- 健康保険証のコピー
- 帰りの新幹線のきっぷ
- 食事代
いよいよ出発当日!
当日の持ち物
子供に持たせる荷物は、リュックサックにムリなく入るものを。
- ティッシュ、タオル
- 酔いどめ薬(うちの子供たちはトラベロップQQを愛飲しています)
- ビニール袋
- 替えの下着
- おやつ
- 水筒(ウチは麦茶を入れました)
- 携帯電話(こども用)
あと、もうひとつ、大事な持ち物が。
万が一、迷子になったときに周りの大人の方に見せられるよう、おばあちゃんと私の連絡先を書いたカードを持たせました。
カードには次のような情報を書きました。
子供ふたりで、那須のおばあちゃんの家へ遊びに行きます
おばあちゃんの名前:〇〇〇〇
住所:〒〇〇〇 栃木県那須郡〇〇〇〇
電話:090-xxxx-xxxx
父親:〇〇〇
住所:〒〇〇〇 東京都〇〇〇〇〇〇〇〇
電話:090-xxxx-xxxx
このカードを、ひとり1枚ずつ、それぞれのリュックに入れて持たせました。
ちなみに、いまになって考えると、以下のものは子供にも持たせたほうがよかったな、と。
- 健康保険証のコピー
- 子供の血液型の情報
子供に言い聞かせる注意点
出発する前に、次のことはけっこう口をすっぱくして言い聞かせました。
- 困ったことがあったら、車掌さんや駅員さんに話す
- 新幹線の中では、トイレには必ずふたりで行く
- トイレは、降りる駅のひとつ前の駅を出るまでにすませる
東京駅では新幹線のホームまで見送り
私と妻は、東京駅で見送り。
東京駅でいちど外に出て昼食を済ませてから、再び改札を通って新幹線乗り場へ。
私と妻は券売機で「入場券」を買って改札を入りました(入場券で新幹線の改札も通れます)
やがて新幹線がホームへ入ってきて、子どもたちは乗車。
新幹線が発車するときは、さすがに子供たちも少し緊張気味でした。
おばあちゃんに電話して、子どもが乗っている号車を伝えます。
下車する駅の少し手前で子供の携帯に電話
ふたりとも新幹線の中でグーグー寝てしまって、起きられなかったらどうしよう、、?
そこが、ちょっと心配でした。
「那須塩原のひとつ前の宇都宮を発車するころに、携帯に電話するからね」
娘と、そのように約束しました。
そして、その時刻がやってきた…
娘の携帯に電話。
トゥルルル、トゥルルル…
あれ、、何度か電話を鳴らすも、なかなか出ない(汗)
トゥルルル、トゥルルル…
携帯、リュックの中に入っているから気づいていないのかな?
もしや、本当に寝ちゃったのかな!?
けっこう心配になりましたが…まもなく!
娘の声で、「はい、もしも~し」
ほっと、ひと安心。
無事、那須塩原で降りることができました!
那須塩原では、おばあちゃんがホームまで迎えに来てくれました♪
最後に
子供だけでのはじめての新幹線ということで、私も妻も、最初はけっこう緊張しました。
「乗りすごして終点まで行っちゃったら、どうしよう!?」
「悪い人にいたずらされたら、どうしよう!?」
心配しだすと、キリがない。
でも、そうやってリスクの心配ばかりしていると、子供もいつまでたっても、ひとり立ちできないものなんですよね。
今回の経験では、自分も親として少しだけ成長させてもらえたような気が。
「かわいい子には旅をさせろ」とは、よく言ったものですな〜。