「行ってみたい国があるんだけど、高校生がひとりで海外へ行ったら危なくないかな、、?」
10代でひとり旅が未経験だと、不安になりますよね。
でも、大丈夫。
気をつけるべきポイントさえしっかり押さえておけば、高校生の海外ひとり旅は怖くありません!
こんにちは。まねきネコです。
かれこれ、25年ほど前になりますが。
私も、高校の卒業旅行で、ひとりで海外へ旅行しました。
行き先は、イギリス、フランス、そしてトルコのイスタンブール。9日間の旅。
10代の私にとって、刺激的な体験で、かけがえのない思い出になりましたよ。
この記事では、私の当時の体験談も交えて、海外ひとり旅の注意点やポイントをご紹介しましょう。
旅の準備
航空券の手配
旅費は親に出してもらいましたが、航空券やホテルの手配は、すべて自分で対応しました。
本屋で「地球の歩き方」ガイドブックを買ってきて(当時はネットなんてなかった)、格安航空券の広告を出している旅行代理店をかたっぱしからリサーチ。
で、社名は忘れてしまいましたが、新宿西口にある小さな代理店を訪ねました。
「あの〜、ロンドンとパリに行きたいのですが…」
希望を伝えると、「それなら、オマケでイスタンブールにも寄れる航空券をエールフランスが出していますよ」と。
もちろん、その格安航空券を申し込みました(笑)
大手の旅行代理店に相談しよう
私は小さな旅行代理店をいきおいで利用しましたが、はじめてのひとり旅なので、旅のプランは安心して相談できる大手の代理店がオススメ。
最大手だと、H. I. S(エイチ・アイ・エス)やJTBあたりでしょうか。
大手だと、海外に出張所があって、旅先でトラブルにあったときにサポートしてくれる会社も多いです。頼もしい…
ネットでの申し込みだと細かなサポートを受けられないので、ちょっと面倒でも店舗へ出向きましょう。
経験豊富なスタッフが、ていねいにアドバイスしてくれるはずです。
不安な国のホテルは旅行代理店に予約してもらう
英語に自信があれば、先進国での宿泊先は、自分で手配するのもよい経験になります。
ただ、治安の良くない国へ行く場合、ホテルは旅行代理店で予約してもらうと安心。
私の場合、ロンドンとパリの宿は現地に着いてから自分で電話して取りましたが、イスタンブールのホテル選び・予約は旅行代理店にお願いしました。
同じ都市の中でも、治安が良い地区、悪い地区がある。
安全なホテル選びは、現地の事情に詳しい代理店のスタッフにお任せしましょう。
危険な国への旅行は慎重に
世界の中には、経済的に貧しく、麻薬密売や犯罪、紛争が絶えない地域がまだまだ多いです。
アフリカ、中東、東南アジアの辺境、中央アジア、東欧など。
私は、これらの地域は、高校生がひとり旅で行くような場所ではないと考えています。
(人さらいとか、日常茶飯事なので)
ただ、どうしても行きたいのなら、もちろん親御さんの承諾は必須。
そのうえで、旅行代理店で相談してみましょう。
親身に相談に乗ってくれるはずです。
>>参考ページ 外務省 海外安全情報
海外旅行保険には必ず入ろう
海外では、医療費がべらぼうに高い国がたくさんあります(というか日本が安すぎる?)
たとえば、米国だと盲腸の入院手術だけで数百万円かかることも((((;゚Д゚)))))))
海外旅行の保険には、必ず入りましょう。
旅行代理店で相談すれば、オススメの保険を教えてくれます。
荷物はできるだけ軽装で
私が旅に持っていったのは、ちょっと大きめのショルダーバッグひとつのみ。
荷物をパンパンに詰めました(笑)
- 衣類(上下)と下着 2〜3着(旅先のホテルで洗濯)
- 洗濯洗剤(旅行用)
- 歯ブラシ・ハミガキ粉
- ティッシュ(多めに)
- 「地球の歩き方」ガイドブック
- ウォークマンと音楽カセットテープ(スマホなんてなかった時代…)
- パスポート
- 財布
- 正露丸
今から考えると、もうちょい大きめのリュックにしておけばよかった、、とは思うものの。
ひとり旅では、荷物はできるだけ軽装を心がけましょう。
宿を点々とする場合、荷物をぜんぶ背負って歩き回らなければならないので…
荷物が重いと、体力を消耗します。
あと、正露丸は必須アイテム(笑)
不慣れな海外に行くと、緊張で腹痛になることがよくあります。
ハラが痛くて、おちおち眠れない…
そんな時、正露丸を飲むと、ふしぎと腹痛がおさまることが多い。
(※腹痛が何かの病気の症状である場合もあります。おさまらなければスグに医療機関を受診しましょう)
旅先での注意点
夜道やヒト気のない通りには立ち入らない
率直にいって、海外には危険な場所が多いです。
日本の10倍は治安が悪いと考えておきましょう。
とくに夜は要注意ですが、昼間でも、ヒト気のない通りを歩いていると、ふつうに強盗に襲われることがあります。
街中で声をかけられても、ホイホイとついていかない
「親切な人」を装って旅行者に声をかけ、ボッタクリの土産物店に連れこもうとするアコギな人、ふつうにいます。
土産物のボッタクリなら、まだ可愛いほうです。
やさしそうなイケメン男性に食事に誘われて、睡眠薬を飲まされてレイプされてしまった、なんて話も…
とくに、女子のひとり旅の場合。
あなたに近づいてくる人は、必ず、疑ってかかりましょう。
ちょっとしたボッタクリは普通にある
観光地では、ちょっとしたボッタクリは普通に経験します。
私の場合、パリで2回やられました。
1回目は、トラファルガー広場。
小太りでヒゲを生やしたオッサンがいきなり近づいてきて、ポラロイドカメラで私をパシャ!
「写真、10ドルになります」( ;´Д`)
海外ひとり旅がはじめての高校生の私に、断れるわけがないでしょ…
ボッタクリ体験の2回目は、モンマルトルの丘にあるサン・クレール寺院。
またまた小太りでヒゲを生やしたオッサンが(笑)目の前にあらわれて、私の似顔絵をおもむろに描きはじめて。
描き終わったら、
「似顔絵、10ドルになります」
だれも頼んでいませんが( ;´Д`)
海外の観光地では、こういう軽いボッタクリは普通にあります。
「そういうものだ」とあらかじめ割り切っていれば、精神的ショックも少なくすむでしょう。
心の準備(?)をしておきましょう。
親御さんにはコマメに連絡を取ろう
私の当時の反省点として。
旅先から、電話や絵ハガキで家にいちども連絡しなかったのですよね…。
だから、日本に着いて帰宅したとき、母が、ものすごく安心した顔をしていたのを覚えています。
それだけ、親に心配かけてしまったんですね…
自分にも子供ができて実感しているのですが、子供を旅に出すとき、親はやっぱり心配になるものなんです。
いまはスマホがあるので、海外からもカンタンに連絡できます。
親御さんには、ちょくちょく連絡するようにしましょう。
(コマメに日本へ連絡しておくと、旅先で行方不明になった時に、日本の警察が捜索しやすくなるメリットもあります)
最後に
この記事では、私の体験談も交えつつ、ひとり旅のポイント、注意点をご紹介しました。
感受性の豊かな10代のうちに、どんどん海外へ出るのは、とても良いこと。
はじめてのひとり旅、不安なことも多いと思いますが、ぜひ、チャレンジしてみてください。
広い世界を見てこよう!